「人工授精」とは、採取した精液をカテーテルと
いう細い管を用い子宮に直接注入する方法で、
精子と卵子が受精しやすい場所に入れる治療法です。

この治療法を選択される方にはこの様な場合があります。


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・子宮頸管の粘液部分に異常がある場合

・タイミング療法やHMG-HCG療法を
行ったがうまくいかな場合


・男性の精子が少ない場合
(4000万程度まで)・無精子の場合(AID)


・性交障害
(勃起障害・ED・女性器異常など)の場合


などがあり、最近の人工授精は遠心分離で
優良な精子だけを注入する方法が一般的で、
平均して人工授精での妊娠率は約10~20%
程度と言われています。

人工授精での妊娠可能確率は4回までなら90%を
超えるそうで、これを1つの目安にして行います。

通常約5回~6回程度行い、妊娠しない場合は
病院側が次の段階である「体外受精」に進む事を
勧める事が多いので移行する方が多いようです。

最初から「人工授精」をするのではなく、
「タイミング法(自然妊娠)の指導」を受けます。

【タイミング法】


タイミング法とは、基礎体温・経膣超音波検査
・尿中LHホルモン値などから「排卵日」を特定し、
その日に合わせて夫婦生活を行います。

タイミング法の1周期での妊娠確立は
20%程度だと言われています。

『年齢別 タイミング法での妊娠の成功率』


20代後半:25~30%
30代前半:20~30%
30代後半:18%
40代前半:5%
40代後半:1%


と言われており、30歳くらいから少し妊娠率は
下がり、37歳を周りますと急激にさがります。

「タイミング法」などを実施しながら併用で
色々半年ほど行い妊娠しなかった場合
などに「人工授精」に移ります。

【年齢別、人工授精の1回あたりの妊娠率】


『20代』20代では、「11.5%」
『30代』30代前半では、「10.3%」
30代後半では、「8.5%」


※35歳以降は「高齢出産」になり
人工授精の確率も下がります。

『40代』40代以降になりますと「3.9%」に下がります。

人工授精を受ける年齢にもよって妊娠率も
変わります。女性の年齢が上がれば卵子の
質が低下しますので妊娠率も低下します。

※「人工授精」の特徴なのですが、人工授精で
妊娠した方は


「2回目までに62%」
「3回目までに78%」
「4回目までに89%」


の方が妊娠しています。


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この結果をもとに「人工授精」を5回行っても
妊娠しない場合は「体外受精」にステップアップ
した方が妊娠の可能性が高いと判断され
移行する方が多いです。

【人工授精の成功率を上げる方法】


「ストレスを溜めない」

ストレスは色々な身体の部分に
悪影響を与えます。

妊娠に必要な分泌物の妨げにもなりますので、
ユックリと時間を過ごすようにしてみるのもいいでしょう。

入浴剤やアロマオイルやハーブティーなどで
気分転換をして精神共に落ち着くのも良いと思います。

「質の良い睡眠」

ノンレム睡眠時はホルモン分泌が活発に行われる為、
妊娠に重要な関係があるとされています。

睡眠中に70%分泌される成長ホルモンには
妊娠に不可欠な女性ホルモンの分泌を
調整する働きを持っています。

質の良い睡眠をとるには、22時~2時の
時間帯を挟み、1日7時間程度は寝たいものです。

「卵子と精子の質を上げ
着床しやすい子宮内環境を作る」


卵子と精子の質が悪いと着床率も
上がりませんので、卵胞を活発化
すれば卵子も元気になります。

『女性の場合』

カリウムを多く含む食材がいいと言われています。

・りんご
・干しぶどう
・アボカド
・パセリ
・にんにく
・切干大根などです。


『男性の場合』

亜鉛が良いそうなので、

・カシューナッツ
・牡蠣
・あさり
・レバー
・大豆
・ごま
・チーズ
・スルメなどだそうです。

受精卵が着床しやすい環境とは、子宮内膜
(胎盤)が健康である事が第一です。

子宮内膜を作るのに必要な黄体ホルモンの
機能をアップさせるには骨盤内

(子宮や卵巣もこの中にあります)の血液の流れ
をよくし血行が良く、血液がたくさんあり卵巣や
子宮に十分足りている事が理想です。

運動不足に気をつける事が大切です。

「身体を冷やさない・バランスの良い食事・禁煙」


冷えはホルモンのバランスを崩す原因でもあり、
子宮や卵巣は特に冷えやすい器官ですので
普段から身体を冷やさない様な食事や飲料を
飲むように心がけましょう。1日3食キッチリ摂る
などするだけでも、変わってきます。

食生活を少し整えるだけでも、かなり効果はあります。

これから妊娠・出産・子育てを行うのですから
禁煙は勿論です。

喫煙によって排卵の機能障害・卵管機能障害
・子宮外妊娠
なども引き起こす可能性もあります。

第三者の副流煙の被害も結構なものなんで、
周囲の方の協力も必要です。