妊娠中のエコー検査でダウン症は分かる?



妊娠中期のエコーで以下の特徴があるとダウン症である可能性があります。

ダウン症はエコー検査だけでははっきり特定することはできませんが、
出生前診断検査を受ける前段階の検査としては非常に有効です。


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・首の後ろの厚みが6mm以上ある


ダウン症の胎児の大きさの特徴として、
首の後ろが6mm以上の厚さがある、首のむくみが多い、
リンパ液の循環がうまくいかない、心室の壁に穴が空いている、
欠損している等の特徴があります。


・体が小さい


ダウン症児は、身長はもちろん体重も平均の赤ちゃんよりは
小さいので未熟児扱いとなります。

2600グラム以上あれば、通常の赤ちゃんと言ってもよいですが、
それよりも体重が下だとダウン症の疑いがあります。



・小指の骨が欠けている


ダウン症児は、手の小指の関節がひとつ少ない
という特徴を持っていることが多いです。

通常、手の小指には関節が2つありますが、
それが1つしかありません。


心室中隔欠損症


心房中隔欠損症に並んでよく見られる心疾患で、
左右の心室を隔てる壁に穴が開いている疾患です。

これによって体にいきわたるはずの血液が肺と心臓を
まわるようになるため、肺と心臓に負担がかかってしまいます。

これも心房中隔欠損症と同様、自然治癒することがあります。

心内膜床欠損症


ダウン症児に多く見られる先天性心臓疾患で、
左右の心房を隔てる壁の僧房弁と三尖弁という弁に接する部分と、
左右の心室を隔てる壁の僧房弁と三尖弁に接する部分に穴があくものです。


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ファロー四徴症


ダウン症児に多く見られる先天性心臓疾患で、
右心室の出口が狭くなる疾患です。


心房中隔欠損症や心室中隔欠損症では成長と共に息切れや疲れやすさ、
むくみなどの症状が見られ、心内膜床欠損症では肺炎を繰り返す、
体重増加の不足、寝汗などの症状が見られます。


・手足が短い


胎児の成長を図るバロメーターの1つが、大腿骨の長さです。

エコー検査での表記は、FLです。FLグラフよりも数値が
下回っていたら、未熟児として生まれる可能性が高くなります。

胴体の大きさに対して、通常よりも手足が短い場合、
染色体に異常がある可能性があります。


・鼻が低い


鼻が低いため、顔の凹凸がなく、
顔全体が平坦に見えます。

首が太い


ダウン症の子供の特徴として体の部位に何らかの異変がよく見られます。

その中でも多いのが首の太さです。

首の異変がみられたときはその後を注視していく必要があります。

ただし体の大きさにはバラつきがあるのであくまで判断材料の1つです。
あまり神経質になりすぎるのもよくないので覚えてさえおけばOKです。


ダウン症の子供は一般的に臓器や体の成長スピードがゆるやかです。
臓器に異常があるとほかの障害を併発してしまう場合があります。

そのため定期健診では胎児の成長をこまめにチェックしています。
成長スピードにも個人差あるのでこれだけでは判断はできません。


エコーでの兆候が必ずダウン症とは限らない




妊娠というのはとても神秘的なことであるため、
赤ちゃんの成長もそれぞれで全く違います。

妊娠前期ではやや成長に遅れがみられて、
ダウン症の疑いをかけられる場合でも、成長が進むことで、
順調に大きくなっていくこともたくさんあります。

また、実施される検査は、ダウン症を特異的に診断できるものでもないため、
妊娠後期で指摘されたからと言って、
必ずダウン症であるということは誰にも判断できません。



ダウン症の検査が可能な時期


・エコー検査 妊娠9~11週目
・羊水検査  妊娠15~18週目
・母体血清マーカー検査 妊娠15~21週目
・繊毛検査 妊娠10~12週目
・新出生児前診断 妊娠10~18週目