「妊娠9週の壁」という言葉があるように、
その時期を過ぎると、流産する確率がグッと低くなるものです。
 

とはいえ、妊娠11週でも流産するお母さんが皆無なわけではありません。

そこで、妊娠11週で流産が起こる際の兆候や
注意点について、お話したいと思います。


妊娠11週までに起こる早期流産とは?



 
妊婦さん全体の約10~15%が、流産を経験するといわれています。


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そのうち90%が、妊娠11週までに起こる「早期流産」です。
 

早期流産の原因のほとんどは、お腹の赤ちゃんの
染色体異常によるもので、お母さんは避けようがありません。
 

実は受精の際、卵子あるいは精子に染色体異常があり、
お母さんの自覚症状がないまま「化学流産」していることも多く、
その場合は赤ちゃんがそれ以上成長できないということなのです。


 
妊娠後のお母さんの生活が影響してのことではないですし、
その後の妊娠も可能なので、自分を責め過ぎないようにしましょう。


早期流産の原因と兆候として起こる症状とは?


 
妊娠11週目までの初期には、生理痛のような痛みや、
下腹部の張り、お腹から腰にかけての鈍痛、キュッと
締め付けられるような軽い痛みなど、
さまざまな痛みを感じるものです。
 

こうした痛みを感じたときに、座ったり横になって
10分程度で治まれば、生理的なものなので心配はいりません。

 
ですが、痛みが周期的に継続する、下腹部に強い痛みを感じる、
ギュッと締め付けられる痛みがある、下腹部がズキズキ痛むという場合は、
早期流産の兆候である可能性が高いです。
 

合わせて、出血や腰痛、基礎体温の急激な低下、
突然つわりや胸の張りがなくなるといった症状を伴う時は、
早期流産の兆候だと考えられます。
 

少量の出血と軽い下腹部痛程度の場合は、切迫流産で妊娠が
継続できる可能性がありますが、出血が多くお腹をしぼられるような
痛みを伴うときは「進行流産」かもしれません。


妊娠継続が不可能と診断されると、自然流産を待つか、
お腹を手術でキレイにするかを選択することになります。
 

また、自覚症状がなく、妊婦健診のエコー検査で下腹部痛と出血が
見られるのにお腹の中に胎嚢が認められない場合は、
子宮外妊娠の可能性が高く、手術が必要です。
 

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こうした症状を覚えておき、自分にあてはまるものはあ何かを考え、す
ぐに病院に電話をして、指示を仰ぎましょう。


早期流産しないためにできることは?


 

早期流産の多くは、お腹の赤ちゃんの染色体異常によるものですが、
流産のリスクを減らすために、お母さんができることもあります。


 
それは、カフェインの摂取を避けることです。1日3杯程度は、
カフェイン入り飲料を飲んでもよいとされていますが、
過剰摂取はお腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼします。
 

そして、葉酸をきちんと摂取することです。厚生労働省も
葉酸の摂取を推奨していますが、実際には妊娠前から摂ることで、
卵子の質をあげ、妊娠後は赤ちゃんの脳や神経に関わる
染色体異常を防ぐ働きも担います。
 

喫煙も、妊活を始めた時点で止めることをおすすめします。

妊婦さんが喫煙を続けると、低身長や低体重、
流産・早産のリスクを高めます。
 

さらに、日常生活の中では、重いものは持たない、
激しい運動はしないことも大事です。
 

妊娠16週の安定期に入るまでは、運動は避けた方が無難です。

 
また、身体を冷やすことも、子宮収縮を促し、
血流も悪くしてしまいます。
 
参照:妊娠7週目で出血したら安静?腹痛の兆候は?

参照:妊娠7週目つわり軽くなる、おさまる?

お腹の赤ちゃんに十分な栄養や酸素が届かなくなってしまうので、
薄着をしない、身体を温める食事をすることを、心がけてください。

 
妊娠11週での流産は、とても辛い出来事です。
 
ですが、用心しても避けられないこともあります。
 

安定期に入るまでは、自分を労わり、万が一流産しても、
自分を責め過ぎないようにしましょう。