晩婚化が進んだ日本では、
35歳を過ぎてから出産する女性が増えています。
 

そして、経産婦であっても、35歳を過ぎての妊娠・出産は、
染色体異常の赤ちゃんを授かる確率がぐんとアップしてしまいます。


エコー検査が3Dや4Dと進化していることもあり、
妊婦健診でお腹の赤ちゃんがダウン症の可能性があると
指摘されるケースも増えています。
 


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そこで今回は、妊娠10週目のエコー検査でダウン症が判明するのか、
その場合は何を基準に判断されるのかなどについて、お話ししたいと思います。


ダウン症って何?エコー検査でわかるの?


 
人間は、遺伝に関わる1組2本の染色体を持ち、
通常は23組46本持っています。
 

ダウン症は、21番目の染色体が3本ある、生まれつきの疾患で、
「21トリソミー」と呼ばれることもあります。
 

精神の発達の遅れや特徴的な顔つき、多発奇形などが起こる疾患で、
日本では産まれた赤ちゃんの1000人に1人がダウン症といわれています。


 
かつての日本では、出産まで性別も先天性障害の有無も、
事前に知ることはできませんでした。
 

ですが、医療機器の発達により、妊婦健診にエコー検査が
加わるようになり、平面的な画像だった2Dから、

立体的な画像である3Dに、そして立体的な動画である
4Dと進化したことで、お腹の赤ちゃんの身体的な特徴を
見つけることで、ダウン症の可能性を示唆できるようになったのです。


妊娠10週目でダウン症といわれるのは、どんな特徴があるから?


 
妊娠10週に限らず、エコー検査でダウン症の可能性の
有無を確認する場合には、チェックする特徴がいくつかあります。
 

まず、お腹の赤ちゃんがダウン症だったときに、
一番見られるのが「後頭部のむくみ」です。
 

ダウン症のひとは、後頭部に浮腫があるのですが、
これは胎児のときから変わりません。
 

そして、エコー検査で大腿骨の長さを測定するのですが、
FLと表記された数値が週数より下回っていた場合、
未熟児や四肢短縮症、ダウン症の疑いがもたれます。
 

これは、ダウン症の場合、
健常児より手足が短いという特徴があるからです。
 

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同様に、エコー検査では頭の大きさも計ります。

これは、BPOとFODと表記され、前者が頭蓋骨の横幅、
後者が頭蓋骨の縦幅を表しています。
 

この数値が平均週数より大きい場合も、ダウン症が疑われます。


 
さらに、ダウン症児の約50%は心臓に合併症をもっているので、
お腹の赤ちゃんの心臓の様子もチェックされます。
 

こうした特徴がみられた場合、
お医者さまにダウン症の確定診断を勧められることが多いです。
 


というのも、妊娠10週目のエコー検査でダウン症の特徴が
見られたとしても、それだけでは確定診断ができないからです。

参照:妊娠6週目エコー小さい稽留流産!

参照:妊娠6週目つわり症状ない?ピークは?

確定診断するための検査方法は?


 
ダウン症の確定診断にも種類があり、
検査内容によって受けられる週数が決まっています。
 

「母体血清マーカーテスト」はお母さんの血液を採取し、
血液中のホルモンやたんぱく質、成分の濃度などにより
染色体異常の有無を見分けることができます。
 

妊娠15~21週で受けることができ、
費用も2~3万程度と、比較的手ごろです。
 

この検査で染色体異常の確率が高いと判断された場合は、
「羊水検査」や「絨毛検査」「新出生前診断(NIPT)」
のいずれかの精密検査を受けることになります。
 

お腹に注射器を刺して採取した様子を調べる「羊水検査」は、
妊娠15~18週で受けられ、費用は10万円程度です。
 

同様にお腹に刺した注射器で、胎盤になる前の絨毛という組織を
採取して調べる「絨毛検査」は、妊娠9~14週で受けることができ、
10~20万の費用が必要です。
 

お母さんの血液を調べる「「新出生前診断(NIPT)」は、
妊娠10~18週で受けることはでき、お母さんの負担も少ないですが、
自由診療なので20万程度の費用が必要です。
 

この確定診断の結果で、最終的に判断されます。