妊娠6週目に入ると、エコー検査で胎嚢が確認できるお母さんが多いものです。

 
ですが、本当に安心してよいのは、お腹の赤ちゃんの心拍が確認できたときです。
 

妊娠6週目で確認した胎嚢が小さく、心拍が確認できなかった場合、
「稽留流産」する可能性があります。
 


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そこで今回は、稽留流産とは何か、原因や対処法について、お話ししたいと思います。


妊娠6週目の赤ちゃんの状態は?


 

妊娠6週目にエコー検査を受けると、早い場合は心拍を確認できます。

 
それまではおたまじゃくしのようだった胎芽に手足ができ始め、
頭がはっきりわかるようになります。
 

視床下部や腎臓、乳腺といった器官の他、骨の周りに筋肉がつき、
神経が伸び、生殖器も形成され始めます。
 

この時点での胎芽の大きさは5~9mmで、重さはわずか0.001gしかありません。


稽留流産って何?その原因は?


 

妊娠したすべての女性の約15%は、流産を経験するというデータがあります。

 
中でも、妊娠12週以内に流産が起こる確率は約80%です。
 

そうした妊娠初期に起こる流産の一つが、「稽留流産」です。

 

稽留流産とは、お腹の中ですでに胎芽がいないので、
子宮の中にとどまっている状態のことを指します。
 

出血や腹痛などの自覚症状がないため、
妊婦検診のエコー検査で見つかることも多いのです。
 

妊娠6週目に入り、嚢の中にいる胎芽が見られない、
または心拍が確認できない場合は、稽留流産の可能性があります。
 

稽留流産の原因の大半は、受精卵の染色体異常といわれています。
 

実は、受精卵の約半数は染色体異常があるとされ、お母さんの自覚がないままに
「化学流産」していることも多いのです。この場合、医学的には流産とみなされません。
 

また稽留流産の原因として、お母さんの子宮組織の代謝異常も考えられます。


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ですが、お母さんが仕事を続けていること、
運動をしすぎたことが原因で稽留流産することはありません。


稽留流産した場合の対処法は?




稽留流産した場合、通常は子宮頚管が開大し、進行流産に進んでいくものです。
 

ですが、自然流産しないときには、「子宮内容除去術」という手術を受けることが必要です。

 

稽留流産したことがわかると、たいていの病院では1週間内に手術するか否かを決定するようです。
 

手術時間は10分程度で、全身麻酔ではなく、局所麻酔で行う病院もあるようです。
 
健康保険が適用されますが、費用は2~10万円ほどかかるそうです。


参照:妊娠3週目つわり、頭痛、腰痛、吐き気、熱がある?

参照:妊娠4週目エコー見えない?胎嚢の大きさは?


稽留流産しても、また妊娠はできるの?


 

稽留流産で手術を受けた後、身体の回復のためには1~2週間の安静が必要です。

 
そして、稽留流産を経験しても、また赤ちゃんを授かることはできます。
 

ただし、稽留流産を経験すると、子宮内で赤ちゃんを育てられる状態に
整えるまで数カ月かかるといわれています。
 

稽留流産した後、半年程度は妊娠しないように気をつけることをおすすめします。
 

また、次は稽留流産を経験したくないので、
予防方法がないかを考えるお母さんもいることでしょう。
 

ですが、稽留流産の原因の大半が受精卵の染色体異常なので、完全に予防することはできません。

 
ただし、お母さん自身の卵子の状態をよくするために、生活改善をするのは有効です。
 

バランスの取れた食生活と十分な睡眠、ウォーキングなど適度な運動習慣を取り入れるなど、
すぐに始められることがたくさんあります。
 

冷え性の改善やストレス発散なども、身体の血行促進にもつながるので、
子宮内の代謝をアップすることにつながります。
 

また、妊娠前から葉酸サプリメントを摂取することも、厚生労働省が推奨しています。

 

お母さんなりにできることを続けて、元気な赤ちゃんを授かるための準備を進めておきましょう。