胎嚢とは、受精卵が子宮内膜に着床するとつくられる、
胎芽を包んでいる袋のことをいいます。

 
お腹の赤ちゃんは骨の形成が始まる妊娠8週未満の段階では、
胎児ではなく、胎芽とよばれます。

 
そして、胎嚢が確認できることが、妊娠の成立には不可欠な要素です。


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そこで今回は、胎嚢が確認できる時期から、妊娠週数によって
大きさがどのように変化していくのかについても、お話したいと思います。

 

胎嚢が確認できる時期

 
妊娠検査薬でフライング検査をして陽性反応が出ても、
子宮内に胎嚢が確認されないうちは、妊娠が成立したとはいえません。

 
超音波検査で胎嚢が確認できるのは妊娠5週目からとされていますが、
個人差が激しく、妊娠4~7週目の間に見られることが多いです。

 

胎嚢を確認する方法

 
胎嚢は、超音波検査で確認します。
妊娠初期は、経腟超音波検査をすることが多く、
胎嚢の有無や大きさが確認できます。

 
お医者さまはその際、胎嚢や胎芽の大きさ、
心拍が確認できるかどうかをチェックしています。

 
中には、心拍が聞こえているのに、胎嚢が見えないこともありますが、
赤ちゃんの位置や超音波検査の器具の位置などの影響もあるので、
お医者さまにリスクを説明されない限り、心配はいりません。

 

胎嚢の大きさはどう変化するのか

 

胎嚢の大きさには個人差があり、
1日1mmというスピードで成長していきます。

 

一般的な大きさの目安としては、妊娠5週目で10~25mm、
妊娠6週目で15~30mm、妊娠7週目で20~37mm、
妊娠8週目で22~47mmにまで成長します。


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胎嚢の大きさにも個人差があり、小さいから流産する、
大きいから異常があると分類されるわけではありません。

 

胎芽や心拍が確認できれば問題はないので、
神経質になりすぎないように心がけましょう。

 

胎嚢の大きさで流産と診断されることも

 
妊婦健診で胎嚢の大きさを確認するのは、正常に妊娠が
維持できているかどうか、経過観察しているからです。

 
お医者さまが診断する基準によると、胎嚢の直径平均が
25mm以上あるのに卵黄嚢または胎芽が認められない、
胎芽の大きさが7mm以上あるのに心拍が確認できないと、流産とされます。


 
卵黄嚢とは、胎盤が形成されるまでの間、
お腹の赤ちゃんに必要な栄養を与えるための袋のことをいいます。

 
個人差があるといわれる胎嚢や胎芽の大きさですが、
流産の診断基準は共通しています。

 
経過観察することで、確定診断されます。

 

胎嚢が確認できない原因とは

 
産婦人科でお医者さまに「胎嚢が見えない」といわれたら、
どんなお母さんでも不安を感じると思います。

 
ですが、胎嚢が確認できない原因のすべてが、
流産や子宮外妊娠ではないのです。

 
妊娠週数は、前回の生理開始日を0週0日としてカウントします。
ですが、生理周期が不安定だったり、排卵日がずれたりすることで、
実際の妊娠週数とは異なることがあるのです。

 

妊娠週数の数え間違いの場合は、
時間が経過することで確認できるようになります。

 
また、産婦人科を受診するタイミングが早すぎても、
胎嚢を確認することはできません。

 
産婦人科を受診するのは、生理予定日を一週間以上経過してからにしましょう。

参照:つわりがない人は難産?性別は男の子女の子?

参照:流産後の生理いつ?出血量は多い少ない?

 

胎嚢の大きさや形に一喜一憂するのは止めよう!

 
不妊治療を行っているなど、赤ちゃんを切望しているお母さんで
あればあるほど、フライング検査をしてしまいがちなものです。


 
ですが、妊娠の確定診断ができる前に産婦人科を受診しても、
胎嚢が見えなかったり、大きさが小さくて不安になることがあります。

 
また、いまは情報過多の時代なので、自分の胎嚢の形が
異常ではないかと悩むお母さんも少なくないようです。

 
大事なのは、一般的な目安であることではなく、
お腹の赤ちゃんが元気に育つことです。

 
妊娠したからこそ、リラックスして過ごすことを心がけてくださいね。