赤ちゃんを授かりたいという思いが強いお母さんの中には、
妊娠していないのに妊娠したかのように身体の変化が起こる人もいます。

これを想像妊娠といいます。

 
今回は、なぜ想像妊娠が起こってしまうのか、そんな症状が現れるのか、
着床出血や不正出血はあるのか、その対策について、お話したいと思います。

 

想像妊娠の原因は何?

 
想像妊娠とは、妊娠の事実がないのに、妊娠初期のような身体の
変化や症状が起こる、心身障害の一つです。


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偽妊娠と呼ばれることもあり、中には実際にお腹が大きくなるひともいます。

 
想像妊娠の原因は、医学的にはまだ解明されていませんが、
妊娠を強く望んでいるか、あるいは極端に恐れていることが
ストレスとなってしまい、脳が妊娠していると誤認することに
起因すると考えられています。

 
そのため、妊娠にまつわるストレスを抱えている、
神経質な女性が発症しやすいといわれています。

 

想像妊娠で起こる症状って?

 
想像妊娠すると、妊娠初期と同じような症状が起こります。
具体的には、生理の遅れやおりものの増加、つわり、乳房の張り、
下腹部の張り、乳首が黒ずむ、食欲不振、強い眠気、だるさなどです。

 
大抵の場合、初期に産婦人科を受診することで、妊娠していないことが
わかるのですが、中には予定日近くまで進行し、実際にお腹が大きくなり、
陣痛や出血が起こる女性もいます。

 
海外では、緊急帝王切開を受けた女性のお腹に赤ちゃんが
いないという事例も報告されているほどです。

 
妊娠に対する願望が強すぎると、検査結果が陰性でもそれを
心理的に認められず、症状が続いてしまうこともあるのです。

 

想像妊娠で着床出血や不正出血はあるの?

 
想像妊娠した女性の中には、微量の出血をみるひともいます。

 
ですが、着床出血とは受精卵が子宮に着床するときに、
子宮壁を絨毛が傷つけて起こるものなので、
想像妊娠した女性にみられることはありえません。


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ただし、生理以外が原因で性器から出血する不正出血の場合は、
想像妊娠でも起こる可能性があります。

 

妊娠検査薬で調べたら陽性になる?

 
市販されている妊娠検査薬は、着床後に体内で分泌を始める
hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の尿中濃度に反応して、
陽性・陰性の判定をするしくみになっています。

 
想像妊娠では、このhCGが分泌されることはありませんので、
妊娠検査薬でいくら調べても陰性になります。

 
もし、妊娠検査薬で陽性反応が出たのに、その後の産婦人科の
検査で陰性になった場合は、着床が続かなかった化学流産を
起こしている可能性があります。

参照:つわりがない人は難産?性別は男の子女の子?特徴

参照:妊婦健診の初期中期後期の内容!

 

想像妊娠にはどう対処したらいいの?

 
想像妊娠は、産婦人科を受診することで、尿検査だけでなく、
超音波検査などを行うことで、早期に発見できるようになりました。
そのため、想像妊娠の症状が出る女性は、激減したといわれています。

 
そして大抵の場合は、想像妊娠であるという現実を認識すると、
身体に起きている症状が治まり、やがて生理を迎えます。

 
ですが、妊娠に対する過剰なストレスを取り除かない限り、
再び同じような症状が出る可能性があります。

 
ホルモンバランスを整えることで、想像妊娠の症状が出にくく
なることもあるので、まずは産婦人科で自分の身体について
きちんと調べ、必要があれば薬を処方してもらいましょう。

 
また、精神的に追い詰められているようなら、
心療内科や精神科を受診するのも一つの方法です。
抗うつ剤や精神安定剤を服用したり、カウンセリングを
受けることで、回復する女性もたくさんいます。

 
出産に対するプレッシャーや妊娠を極度に恐れる気持ちが、
想像妊娠を発症するきっかけをつくってしまいがちです。

 
赤ちゃんは授かりものなのですから、できるだけ心穏やかに
過ごせるよう、ストレスの要因を探して排除していきましょう。