みなさんは、「化学流産」という言葉を知っていますか?
これは、妊娠検査で陽性反応が出たにも関わらず、
子宮内に胎嚢が確認できない状態のことをいいます。

 
妊娠をすると基礎体温が上がったままになりますが、
化学流産後はどうなるのでしょうか。


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化学流産の原因や症状、一般の流産との違いも含めて、
まとめておきたいと思います。

 

化学流産の原因と症状

 
化学流産は、ケミカルアボーション(Chemical abortion)とも呼ばれます。
受精卵ができたにも関わらず、子宮内膜に着床できなかったり、
着床したのに長続きせずに妊娠が成立しなかったという状態を指します。

 
化学流産の原因のほとんどは、受精卵の染色体異常です。

つまり、受精したとしても、流れてしまうことが決まっているということです。

 

流産と聞くと、激しい出血や強い痛みを連想しがちですが、
化学流産の際はそのような症状がみられることはありません。

 
化学流産が起こるのも、生理予定日から数日後の間であることが
多いので、「いつもより出血量が多い」「生理が重く感じる」
「少し遅れて生理がきた」と、勘違いしている女性も少なくないのです。

 
自覚症状がないため、妊娠検査薬でフライング検査をしなければ、
気が付かないことも多々あります。

 

化学流産と一般流産の違い

 
化学流産は、化学的妊娠といわれることがあります。


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化学的妊娠とは、生化学的な妊娠検査では陽性反応が出るのに、
エコー検査で胎嚢が認められない状態をいいます。

 
医学的には化学流産は妊娠成立前の出来事とされており、
流産回数にカウントされることはありません。
一方、臨床的妊娠とは、生化学的な妊娠検査で陽性反応が
見られるのはもちろん、エコー検査で胎嚢を確認することもできます。


 
そして、着床して胎芽から胎児になったにも関わらず、成長を止めてしまい、
自然流産や稽留流産してしまうことが、一般的な流産とされるのです。

 

化学流産した後、基礎体温は下がるの?

 
通常の妊娠の場合、着床後は基礎体温が高温のまま維持されます。
化学流産は、いつもの生理とほぼ変わりませんので、一時的に
基礎体温が上がったり、下がったりすることがあっても、何度か
生理を迎えるうちに、元の状態に戻ります。

 
また、基礎体温の計り方によっても、基礎体温は上下します。
化学流産から時間が経過しても、基礎体温が低温期と高温期に
分かれないようなら、一度産婦人科で相談してみましょう。

 

化学流産はお母さんの責任ではない

 
人間の受精卵のうち、40%に異常が認められるといわれています。
染色体異常のある受精卵は、子宮に移動する間に自然淘汰され、
25%まで減るそうです。

 
妊娠として成立する前に自然淘汰されてしまうことを、防ぐことはできないのです。
妊娠は排卵後に受精し、着床しなければ成立しません。

 
化学流産はショックな出来事だとしても、
妊娠できる可能性が高いことの証明でもあるのです。
お母さんの身体や生活に問題があって起こったことではないので、
次の妊娠に向けて、心身を整える方がずっと大切です。

 

参照:クロミッド服用後の排卵検査薬は陰性、陽性?

参照:排卵誘発剤で授かる双子は一卵性?

 

化学流産はくり返す?その後も妊娠できる?

 
化学流産は、妊娠検査薬でフライング検査をしない限り、
いつもの生理だと思い、気づかずに過ごしているお母さんも多いため、
習慣性があるかどうかのデータをとれていません。

 
とはいえ、化学流産は医学的には流産にカウントされることはないものです。
また、自然流産や稽留流産で子宮内が一度きれいになった後は、
受精卵が着床しやすくなるといわれています。

 
ですが、化学流産は普通の生理とさほど変わらないので、
妊娠しやすくなるとはいえません。

 
化学流産の場合は、翌月から妊娠することも可能です。
元気な赤ちゃんを授かるためにも、規則正しく、
ストレスの少ない生活を心がけるようにしましょう。