妊娠検査薬の説明書を読むと、尿中のhCG濃度によって、
陽性が陰性かを判定するとあります。

 
hCG値が低いうちにフライング検査をして陽性だった場合、
産婦人科で超音波検査を受けても胎嚢が見えないこともあるようです。


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そこで今回は、hCG値とは何か、妊娠後にどのように変化するのか、
胎嚢が見えるのはいつごろからなのかなどについて、お話したいと思います。

 

hCG値って何のこと?

 
hCG(ヒト絨毛ゴナドトロピン)は、体内で分泌されているホルモンの一種で、
受精卵が着床に妊娠が成立すると分泌を始め、急激に増えていきます。
 
これはhCGが、プロゲステロンやエストロゲンなどの
女性ホルモンの分泌を促す働きがあるからです。

 
妊娠週数が進むのに比例して分泌量が増えていくので、尿や血液の
hCG濃度が濃くなっていきます。

妊娠判定は、それに基づいて行われるのです。

 

妊娠後のhCG値に基準はあるの?

 
hCGは、受精卵が着床してから分泌が始まるホルモンです。
そのため、着床したときから徐々に分泌量が増え、数値がアップし始めます。

 

妊娠前には0だったhCG値が、妊娠3週には0~50mIU/ml、
妊娠4週には20~500mIU/ ml、妊娠5週には500~5,000mIU/ml 、
妊娠6週には3,000~19,000mIU/ ml 、
妊娠8週には14,000~169,000mIU/ mlにもなります。

 
hCG値は妊娠8~10週にかけて分泌量のピークを迎え、その後は減少していきます。
ですが、妊娠が終わるまでは、hCGの血中濃度は20mIU/ml程度で維持されます。

 

胎嚢の確認が大切な理由

 
市販されている妊娠検査薬が陽性だった場合、
産婦人科で確定診断をする方法の一つに、超音波検査があります。


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そこで、受精卵が着床することでつくられる、胎嚢という
赤ちゃんを包む袋が確認されれば、妊娠が成立します。

 
つまり、hCGが尿中や血液中に認められても、胎嚢が
確認できないうちは妊娠とはみなされないということです。

 

 

胎嚢が確認できるのは妊娠4週目?5週目?6週目?

 

妊娠検査薬で陽性反応が出て、産婦人科を受診したとき、
すべての女性が胎嚢を確認できるわけではありません。

 
胎嚢が見えるようになる時期にも個人差があり、早ければ妊娠4週目、
一般的には5~6週目、遅くても妊娠7週目には確認できることが多いようです。
 

胎嚢の大きさは、妊娠5週目で5~13mmと幅がありますが、
これも個人差によるものなので、それほど気にしなくても大丈夫です。

 

 

hCG値が低いと胎嚢が見えない?

 

妊娠検査薬でフライング検査を行った場合、病院で検査を
受けるとhCG値が低く、胎嚢が確認できないことがあります。

 
これは、受精卵のすべてが着床し、妊娠が成立するわけではないからです。
受精卵のうち約30%は、染色体異常などの理由により、
妊娠が成立せずに化学流産してしまうため、妊娠6週までもたないといわれています。

 
そのため、妊娠超初期でhCG値が低く、胎嚢も確認できない場合は、
経過観察をして、受精卵が育っていくかどうかを見極めることになります。

 
そして、妊娠を維持するために必要なホルモンである、
hCG値が少ないと流産してしまう可能性が高くなります。

 
中でも受精卵が子宮内膜以外に着床してしまう
子宮外妊娠になると、hCG値が低くなることが多いです。

 
とはいえ、胎嚢が見えないからといって、
流産することが決まったわけではありません。
妊娠週数の数え間違いや産婦人科の受診のタイミングが
早すぎると、胎嚢が見えないこともあります。

 
お医者さまの指示に従って、経過観察するようにしましょう。

参照:hCG注射とデュファストンの服用は大丈夫?

参照:子宮外妊娠検査薬!原因と時期!HCG

 

フライング検査がおすすめできない理由

 
近年は、生理予定日前にフライング検査をする女性が増えている印象があります。

 
ですが、受精卵ができても化学流産することもありますし、
早い時期に病院に行き、胎嚢が見えないことで
一喜一憂するのは、ストレスになります。

 
生理予定日を一週間過ぎてから、調べるようにしましょう。