セキソビットは、軽度の排卵障害の女性に処方される
排卵誘発剤で、緩やかに作用するといわれています。
ですが、セキソビットも薬ですから、副作用が起こる可能性はあります。


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そこで今回は、セキソビットが排卵を起こすしくみや
副作用などについて、お話ししたいと思います。

 

排卵のしくみと排卵障害

 
女性が持つ二つの卵巣では、生まれたときから
卵子の元となる卵胞が育てられています。

 
数多くの卵胞の中の一つが卵子として成熟し、
月に一度の周期で卵巣の壁を破って放出され、
卵管の先にある卵管采で精子の到着を待ちます。

 
この排卵が、何らかの理由によってうまくいかなくなることを
「排卵障害」といいます。

 
排卵障害にも、排卵がなくなるもの、卵胞がうまく成長しないもの、
排卵ができないものと種類があり、不妊治療の過程では個々の
症状や状態に合わせた薬が処方されます。

 

セキソビットの薬効とは

 
セキソビットは、シクロフェニルという成分を含んでいます。

これは、卵胞刺激ホルモンの分泌を増やすことを目的に用いられます。

 
具体的には、脳下垂体の働きかけることで卵胞刺激ホルモンの分泌を
促して卵胞を成熟させ、それにより黄体形成ホルモンの分泌も
増加させることで排卵に導くというものです。


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セキソビットを服用すると、「無排卵周期症」の女性の70~80%、
エストロゲンの分泌は正常でもプロゲステロンの分泌に異常がある
「第1度無月経」の女性の60~70%に排卵がみられるようになります。

 

セキソビットの特徴

 
セキソビットは、経口タイプの排卵誘発剤です。
排卵障害の女性に処方されることの多い経口タイプの排卵誘発剤に
クロミッドがありますが、これは脳にエストロゲンの分泌が足りないと
感じさせることでエストロゲンの分泌量を増やし、卵胞を成長させるという働きをします。

 

一方で子宮頸管粘膜が減ったり、子宮内膜が薄くなることで妊娠しにくくなる、
抗エストロゲン作用が出る可能性が高いです。

 
ですがセキソビットには、抗エストロゲン作用がなく、卵胞の成長に
時間はかかるものの、副作用が出にくいとされています。

 
また、排卵障害が軽い女性や排卵を早めたいときにも、
処方されることがあるようです。

 

セキソビットの副作用

 
セキソビットは不妊治療で使われる他の薬剤と比べると、
副作用が少ないといわえれています。

 
ですが、セキソビットへの感受性が高い女性の中には、
卵巣の腫れや下腹部の張り、下腹部痛、頭痛、ほてり、
イライラ感、倦怠感などがみられることもあります。

 
この他にも、ものがかすんで見える、吐き気や嘔吐、食欲不振、
顔の紅潮、排尿量の増加、口が渇く、発疹などが出ることもあります。
またごくまれに、肝臓に重篤な症状が出ることがあります。

 

その際には、倦怠感や食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、
皮膚や白めが黄色くなる、尿が茶褐色になるなどの症状が出ます。

 
セキソビットの服用を始めて、自分の身体に変化が起こったら、
症状を書きとめて、すぐにお医者さまに相談しましょう。

参照:クロミッドで妊娠確率は上がる?

参照:産後の無排卵月経はいつまで?

 

セキソビットを服用してはいけないひともいる

 
排卵障害があって、赤ちゃんを授かれないでいる女性にとって、
排卵誘発剤は費用も時間もかけずにすむ治療法です。

 
ですが、万人の女性にセキソビットが処方できるわけではありません。
乳がんや子宮がん、卵巣がん、卵巣腫大がある場合には、
処方してもらえないことがあります。

 
また、子宮筋腫や子宮内膜症、乳がんの既往歴がある、乳房結節、
乳腺症のある女性は、病状を悪化させるリスクを伴います。

 
さらに、妊娠中にセキソビットを服用することは禁止されているため、
基礎体温を必ずつけるという対策も必要です。

 
その点を理解して、自分にセキソビットを処方してもらえるのかどうか、
まずお医者さまに相談してみましょう。