不妊治療の一環としてクロミッドを服用している女性は、
排卵日を特定して、一日も早く赤ちゃんを授かりたいと考えているものです。

 
そのため、基礎体温表はつけながらも、
排卵検査薬を併用するひとも少なくありません。

 
そこで今回は、クロミッドと服用しているときの排卵検査薬の
反応や使い方について、お話ししたいと思います。

 

排卵検査薬のしくみ

 
排卵検査薬とは、女性の尿中の黄体形成ホルモンの
濃度をはかることで、排卵日を予測する薬です。


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黄体形成ホルモンは英名で「luteinizing hormone」というのですが、
「LH」と略して呼ばれることが多いです。
 
LHは普段も分泌されている女性ホルモンなのですが、卵胞の成熟に
比例して分泌量が増えていき、濃度のピークを迎えるときを「LHサージ」といいます。

 
このLHサージから36時間以内に、排卵が起こるとされているのです。
排卵検査薬は、尿中のLH濃度が一定量を超えると、
陽性反応が出るようになっています。

 
そして、排卵検査薬で陽性が出た当日に性交を行うことで、
妊娠の確率が高まるのです。

 

クロミッドの薬効とは

 
クロミッドは、排卵を促す薬です。
服用すると脳の視床下部に働きかけ、卵胞刺激ホルモンと
黄体ホルモンの分泌を促し、排卵を誘発します。

 
具体的には、クロミッドに含まれるクエン酸クロミフェンが、
脳の視床下部が卵胞刺激ホルモンであるエストロゲンへの
反応を鈍らせることで、エストロゲンが不足しているように感知させ、
さらなる分泌を促すというものです。

 
エストロゲンが十分に分泌されて卵子が成熟し、黄体ホルモンで
あるプロゲステロンの分泌も同時に促すことで、排卵が起こるのです。

 

クロミッドを服用することでの排卵検査薬への影響

 
排卵検査薬や妊娠検査薬は、尿中の女性ホルモンの濃度に
反応して、陽性・陰性を判定します。

 
そう聞くと、クロミッドを服用している時に排卵検査薬を使うことに、
不安を覚える女性もいそうです。

 
ですが、クロミッドを服用したことで、
排卵検査薬の反応に影響があることはないようです。


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クロミッドは、生理が始まってから3日から5日目から5日間服用する薬です。
 
そして、排卵検査薬は次回の生理開始予定日の
17日前から検査することを奨励しています。

 
このため、クロミッドの服用期間中に排卵検査薬を使用することはないのです。

 
ただし、クロミッドと併用してhCG注射を打っている場合は、
その影響が出る可能性があります。

 
もし、クロミッド服用中に排卵検査薬を使おうと考えているなら、
お医者さまに確かめてから使うようにしましょう。


 
参照:排卵出血があっても妊娠したりする?タイミングはいつ?

参照:産後の無排卵月経はいつまで?

 

クロミッドや排卵検査薬を使って妊娠確率をあげるために

 
クロミッドを使って排卵障害が改善された場合、妊娠確率は25~30%になります。

 
これは、正常な女性の妊娠確率と同じで、プロゲステロンの分泌に
問題がある「第1祖無月経」の女性の70%が、排卵が起こっていない
「無排卵周期症」の女性なら90%が、クロミッドを使うことで排卵が
見られるようになるといわれています。

 
また、排卵障害の原因は女性ホルモンのバランスだけでなく、
副腎性アンドロゲン(DHAS)の数値が高い、
軽い高PRL血症であることが原因のこともあります。

 

その際は、副腎皮質ホルモンやブロモクリプチンを併用することで、
排卵率を上げていくことになります。

 
とはいえ、不妊治療は原因の特定までに時間や検査が必要で、
段階的に進めていくものです。

 
いち早く赤ちゃんを授かりたいなら、不妊専門のクリニックなどに
相談する方が、時間を有効に活用できます。
また、女性ホルモンはそもそも、体内でつくられるものです。


 
生活習慣の乱れや心身のストレスが、
女性ホルモンの分泌を妨げている可能性が高いのです。

 
規則正しい生活や栄養バランスのとれた食事、適度な運動、
ストレス解消など、自分の生活を見直してみてください。