排卵誘発剤の中で、最もポピュラーなものといえば、やはりクロミッドでしょう。

そこで今回は、不妊治療を始めたばかりの女性に処方されることの
多いクロミッドとはどんな薬なのか、使用することで妊娠の確率は
上がるのかについて、お話ししたいと思います。

 

クロミッドって何?どんな時に処方されるの?

 
クロミッドは、排卵を促す内服薬です。不妊治療の中では、
費用や時間の負担が少なく済みます。


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排卵がない、あるいは排卵があってもタイミング法で妊娠
できなかったなど、不妊の原因がはっきりわかっていない
最初の段階で、処方されることが多いです。

 
クロミッドが効果を発揮するのは、エストロゲンは分泌されているが
プロゲステロンの分泌に問題がある「第1度無月経」や、
エストロゲンとプロゲステロンの両方の分泌に障害がある
 
「第2度無月経」、排卵が起こらないことで低温期と高温期の
区別がなくなっている「無排卵周期症」などです。

 

中でも排卵障害に、有効とされています。

 

クロミッドはどのように使うの?

 
クロミッドを処方されたら、お医者さまの指示通りに内服します。
生理が始まって3~5日目から、1日1~3状のクロミッドを5日間服用します。

 
すると、服用が終わってから一週間から10日で、排卵が起こるのです。
排卵日を予測して性交することで、妊娠を目指します。

 
とはいえ、女性の身体はデリケートですから、クロミッド服用終了後、
何日で排卵するかを機械的に予測することはできません。

 
そのため基礎体温をつけ、低温期から体温が0.3~0.5度上昇
したときが排卵日であると予測するのです。

 

クロミッドを飲むと排卵に変化はあるの?

 
通常の女性は、生理が始まることをきっかけに、卵巣の中にある
卵胞のどれかが成熟を始め、排卵日に一つ放出されるのが一般的です。

 
ですが、排卵誘発剤であるクロミッドを服用すると、
排卵される卵子は1~3個になります。


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つまり、いつもより多く排卵される可能性があるということです。

 
また、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と診断されている女性は、
それ以上の卵子が排卵されることがあります。


ですが、クロミッドを服用した女性すべてに効くわけではなく、
中には1個も排卵されない女性もいます。

 
経過観察をしながら、自分にクロミッドが合っているのかどうかを、
確かめなければならないのです。

 

クロミッドを使うと妊娠確率は上がるの?

 
不妊の原因が排卵障害である女性にクロミッドを投与した場合、
妊娠率は25~30%程度とされています。

 
これは、健康なカップルが自然妊娠するのと同じくらいの確率です。

 
クロミッドを服用したことで排卵が認められた女性は、第1度無月経で
約70%、無排卵周期症だと約90%といわれています。

 
クロミッドを使うことで、妊娠の確率がアップするといっても、過言ではないでしょう。

参照:無排卵月経の特徴と基礎体温

参照:排卵誘発剤で授かった双子は障害になりやすい?

 

クロミッドで妊娠しやすくするためにできることは?

 
クロミッドで妊娠しやすくするためには、お医者さまに指示された用法
・容量を守ってきちんと服用することと、必ず基礎体温をはかり、グラフをつくっておくことです。
 
そして、クロミッドは排卵障害に効果の高い薬ではありますが、
女性の身体の状態によっては、他の薬を併用した方が
妊娠確率を上げることができるケースもあります。

 
例えば、DHAS(副腎性アンドロゲン)の数値が高い女性には、
クロミッドだけでなく副腎皮質ホルモンが併用されます。

 

この二つを併用することで排卵率を50%に、
妊娠率を10%にアップさせることができるのです。

 
また、軽い高PRL血症であると診断された女性は、ブロモクリプチンを
併用して使うことで、排卵率を40%に、妊娠率を7%にアップできます。
定期的に病院に通い、数値を確認しながら、クロミッドの服用を続けてください。