前の生理から2週間を経過したときに、
少量の出血がある女性は少なくありません。


その原因は、排卵出血と考えられます。
 


そこで今回は、排卵出血とは何か、排卵前に起こるのか、
排卵後に起こるのかも含めて、お話ししたいと思います。

 

排卵しくみ

 
女性の身体は生理が終わると、卵胞ホルモンであるエストロゲンの
分泌量が増え、卵巣の中で新しい卵子が成長を始めます。


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生理が終わるころには0.1mm程度だった卵子は、
約2週間かけて成熟し、18~20mmの大きさまで成長します。

 

その後、卵巣から卵管へと排出されるのです。

これが、排卵のしくみです。

 

排卵出血の原因

 
排卵出血とは、排卵日出血あるいは排卵期出血とも呼ばれる、
排卵時に起こる出血のことをいいます。

排卵出血は、二つの原因で起こります。

 
まず、卵巣から卵管に排出される際に、卵子が卵巣の表面を
破ることで出血するものです。

このときには、卵巣の破れを痛みとして感じる女性もいます。

 

これを、排卵痛といいます。
次に、生理終了後から排卵期にかけて、ホルモンのバランスが
乱れることによる出血です。

 

排卵に向けて、女性の体内ではエストロゲンの分泌量が急増したり、
減少したりしています。

それがきっかけになって、子宮内膜が剥がれることで出血してしまうのです。
排卵出血は、病気が原因で起こっているわけではないので、
それほど心配はいりません。

 

排卵出血の一般的な症状

 
排卵出血は量が少なく、期間も1~3日以内と短いのが特徴です。

 


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ですが出血の色は個人差が激しく、黒っぽい色のひとから薄い赤、
茶褐色、鮮血までいろいろです。

 
排卵期にはおりものの粘度が高くなるので、
それがうっすら色づくように見える女性もいます。
出血のタイミングも合わせて、判断するとよいでしょう。

 

排卵出血は排卵前?排卵後?

 
排卵の際に卵巣が破れて出血した場合は、排卵後と考えられます。
一方、ホルモンのバランスの乱れが原因の場合は、
排卵前に排卵出血が起こっている可能性があります。

 

つまり、排卵出血が排卵前後のいずれかであるかは、
出血がみられた時期だけでは判断できないということです。

 
赤ちゃんを授かりたいと考えているなら、基礎体温を
きちんとつけて体温の変化にも着目すること、
排卵検査薬などを併用することをおすすめします。

 

排卵出血後は赤ちゃんを授かりやすい?

 
排卵日に交渉すれば妊娠の確率が高いと思っている女性も
少なくないようですが、そのタイミングで交渉しても、
自然妊娠する確率は20~25%程度です。

 
また、卵子は放出されてから24時間受精可能ですが、
時間の経過とともに劣化していくので、
排卵から6~12時間で受精するのが望ましいとされています。

 
そのため、排卵出血を確認してからするのではなく、
その前日あるいは前々日に交渉しておく方が妊娠の確率がアップします。

 
赤ちゃんを授かりたいなら、排卵日の3日前から翌日までの
5日間に交渉するのがよいというのが一般的です。

 
基礎体温表や排卵検査薬を併用して、排卵日を予測し、
計画妊娠を実行しましょう。

参照:排卵出血があっても妊娠したりする?タイミングはいつ?

参照:妊娠週数の自動計算と出産予定日!生理周期や排卵

 

排卵出血が長引いていると感じたら

 
タイミング的には排卵出血のはずなのに、出血が長く続くという場合は、
卵巣機能不全の可能性があります。

 
エストロゲンには子宮内膜を厚くし、受精卵が着床しやすい
子宮環境をつくるという役割があるのですが、これが減少したことで
子宮内膜に血液がとどまることができず、体外に流れ出してしまうのです。

 
卵巣が正常に育たないと、赤ちゃんを授かることはできません。

ストレスや過度なダイエットが卵巣機能不全を起こすことが多いので、
3日経っても排卵出血がおさまらないようなら、一度病院を受診しましょう。
 
また、排卵痛がひどい場合は、鎮痛剤やホルモン剤を服用した方が
よいケースもあるので、これも病院で検査することをおすすめします。