妊娠中のお母さんがエコー検査を受けているとき、
あるいは出産直後に、お医者さまから「赤ちゃんの頭が小さい」
「小頭症の可能性がある」といわれることがあります。


そこで今回は、小頭症とはどんな病気か、
特徴や症状も一緒にまとめておきたいと思います。
 

小頭症とはどんな病気なのか

 
小頭症とは、赤ちゃんの頭が同月齢の正常値よりずっと小さいことで、
成長に伴いいろいろな発達課題が現れる病気のことといいます。


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妊婦健診のエコー検査でお医者さまが疑いを持つこともあれば、
出産して数カ月間から数年の成長を経てから診断されることもあります。

 


先天的な小頭症の場合は脳そのものの発育が遅れ、
後天的な場合は頭が長くなる、極端に短いなどの症状が出ます。


小頭症の原因として考えられているのは、遺伝性や胎内感染、
頭蓋内出血、中枢神経感染症、周産期障害などです。

 

小頭症の赤ちゃんの特徴

 
小頭症の赤ちゃんの特徴は、頭の周りのサイズが同月齢の
赤ちゃんと比較すると、はるかに小さいことです。


赤ちゃんの頭囲を測定し、正常なサイズのスケールと比較したうえで
異常が認められたら、家族の遺伝子疾患などのヒアリングを経て、
X線フィルムやCTと呼ばれるコンピュータ断層撮影スキャン、
MRIといわれる磁気共鳴イメージング、血液検査、
脳検査などを行い、確定診断します。

 

小頭症の赤ちゃんに現れる症状

 
小頭症の赤ちゃんに一般的に現れる症状には、頭のサイズがとても小さい、
泣き声が甲高い、食欲不振、けいれん発作、手足の動きの増加(痙縮)、
発達の遅れ、精神遅滞などがあります。


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赤ちゃんの頭蓋骨のかみ合わせが早期に縫合したり、
欠損している部位があると、頭蓋が変形します。

 

中でも頭の前後が船のように長くなったり、横幅が広くて額が扁平になったり、
額の中央が突出するという変形が多いです。

 

赤ちゃんが小頭症になるリスクを減らすには?

 
赤ちゃんが小頭症になるリスクを軽減するために、お母さんにできることがあります。


それは、妊娠中に有害化学物質にさらされない、
メチル水銀中毒にかからない、アルコールを摂取しない、
サイトメガロウイルス・風疹・水痘への感染を避ける、
栄養バランスのとれた食事を心がける、フェニルケトン尿症の治療を行うなどです。

 




また、ブラジルで小頭症が激増している原因は、蚊を媒介して
ジカウイルスに感染したことだとわかりました。


健康な赤ちゃんを産みたいのなら、新婚旅行や妊娠中の旅行で
渡航先にブラジルを選ぶのは避けた方が無難でしょう。

 


2016年にはリオデジャネイロでオリンピックが行われるため、現在に
日本にはないジカウイルスが日本に上陸することが懸念されているほどなのです。


お母さんのお腹の中に赤ちゃんがいるときにジカウイルスに感染すると、
小頭症の発症リスクが大幅にアップすることを、忘れないようにしましょう。

 

参照:妊娠7ヶ月のエコー顔は出来上がって?性別で男と女の判断は?

参照:胎動激しい!妊娠20週22週25週28週29週


 

小頭症の治療法とは

 
先天性の小頭症で、脳がもともと小さく生まれたしまった場合は、
残念ながら治療方法はありません。

 
ですが、後天的に頭蓋骨が早く閉じたことが原因なら治療は可能です。

具体的には、頭蓋骨を切断して組みかえて頭蓋内腔の容量を広げたり、
変形を矯正するというものです。
 

また、小頭症によって顔面の骨が形成不全を起こしている場合も、
根治術を受けることができます。


このように、小頭症の治療方法は手術以外にはないのです。

 

また、手術が難しい小頭症の場合は、知能の発達遅滞が現れます。


これには、リハビリなどで対処するしか方法はありません。
 

ですが、リハビリを続けることで、成長をその目で確かめることはできます。
 

小頭症の赤ちゃんや子どもは、ゆっくりと時間をかけて成長を見せてくれます。


他の子と比べるのではなく、その子の成長を見守ってあげましょう。