人工授精を決断したカップルにとって、
着床時期がいつごろなのかはとても興味深いことでしょう。


そこで今回は、人工授精のプロセスと着床の時期について、
お話ししたいと思います。
 

人工授精のプロセス

 
人工授精は、一般不妊治療で妊娠できなかったカップルが
勧められることが多い方法で、


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「配偶者間人工授精(AIH=Artificial Insemination by Husband)」と
「非配偶者間人工授精(AID=Artificial Insemination by Donor)」に大別されます。

前者は配偶者の精子を、後者は第三者から提供された精子を、子宮内に注入します。


 
人工授精は、その成功率をアップするために、生理が始まったときから準備を始めます。


きちんと排卵している女性は、定期的に通院してエストロゲンの測定をすればよいのですが、
ひとによっては排卵誘発剤を使うこともあります。
 

排卵日を予測したら、排卵から24時間以内に人工授精が行えるように、
男性に精子の採取をしてもらいます。

精子は用手法で採取するので、病院でも自宅でもでき、指定の容器に入れて持参します。
 

採取された精子は、精液内の雑菌に女性が感染しないよう、
また精液中のプロスタグランジンが子宮収縮を引き起こさないよう、
病院で洗浄されてから子宮内に注入されます。


人工授精後は、着床率をアップするための処置が行われ、
実施から14日後に妊娠判定を行います。
 

人工授精と着床のタイミング

 
人工授精は、精子を人工的に子宮内に注入するだけなので、
その後のプロセスは自然妊娠と変わりません。


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注入された精子は1~3日後に卵管内で卵子と受精し、受精卵になります。

その後、受精卵は細胞分裂しながら7~10日かけて子宮に移動し、子宮内膜に着床します。
 

つまり、人工授精から着床までに必要とされるのは、7~11日ということです。


とはいえ、着床後すぐに妊娠判定ができるのではなく、hCGホルモンの
分泌量が増加することで、妊娠反応が出るようになります。
 

人工授精後の着床したときの身体の変化

 
人工授精を行ったカップルは、無事に着床したかどうか、気になるはずです。



妊娠反応が陽性になる以前、着床したときに女性が感じる症状があるので、
それに該当しないかをチェックしてみるのもよいでしょう。

 
まず、着床痛です。受精卵が着床するときに、
下腹部にチクチクした痛みを感じることがあります。


次に、着手出血です。受精卵が着床するときに子宮内膜を傷つけるので、
出血することがあるのです。

おりものによく似ているのですが、薄いピンクから茶色をしているので、
気が付く女性も多いです。着床出血は1~2日でおさまることもあれば、
1週間以上続くこともあります。
 

そして、インプランテーションディップです。

通常、排卵が起こると黄体ホルモンの分泌量が増えるので体温が上がり、
高温期になるものです。

ですが、着床時に基礎体温がガクッ下がることがあり、その後すぐに高温期に戻ります。

これが、インプランテーションディップで、妊娠の兆候の可能性があります。

 
最後は、高温期が2週間以上継続することです。着床することで、
高温期が長く続くので、妊娠の可能性が高まります。

参照:流産後の生理いつ?出血量は多い少ない?

参照:妊娠した時の基礎体温の特徴!下がった上がらない二段階
 

着床率をあげるための過ごし方とは

 
不妊治療を始めると決めたときから、女性に取り入れてほしいことに、
葉酸の摂取があります。

葉酸には、女性の身体を妊娠しやすくする効果があるとされており、
妊娠初期の胎児の成長にもよい影響を与えます。


 
そのため、厚生労働省では1日400μgの葉酸を摂取することを奨励しています。


そして、女性の身体が冷えていると子宮の働きが鈍るので、
温める習慣を心がけることです。

身体を温める食材を意識して食べる、適度に運動する、しっかり湯船につかる、
薄着をしないなど、いろいろな方法があります。
 

そうした着床率をアップする生活をしながら、リラックスして過ごしましょう。