不妊治療の一つに、人工授精があります。

その成功確率は5~10%程度と言われていますが、
赤ちゃんを授かったカップルもいます。

 


そこで今回は、人工授精の方法から妊娠したときの症状まで、
まとめておきたいと思います。

 

工授精とはどんな方法か

 
人工授精は、女性の子宮内に精子を人工的に注入することで受精を
促すという方法で、精子の提供者によって名称が区別されています。


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配偶者の精子を注入するものを「配偶者間人工授精
(AIH=Artificial Insemination by Husband)」と、
第三者の精子を利用するものを
「非配偶者間人工授精(AID=Artificial Insemination by Donor)」といいます。


 
人工授精は、排卵日を推測することから始まります。

そのため、女性が基礎体温表をつけて排卵日を予測して処置をするか、
排卵誘発剤を使うのかを事前に決めて、受精のタイミングをはかります。


 
女性のエストロゲンの分泌量を測定しながら排卵日を予測し、
排卵から24時間以内に人工授精を行います。

人工授精の際には、男性が自宅か病院で精子を容器に採取しておく必要があります。
 

人工授精の前に精子の洗浄を行うことで、精液の雑菌により女性が
卵管炎を起こしたり、精液に含まれるプロスタグランジンが子宮収縮を引き起こすのを防ぎます。


排卵が確認されたら、洗浄した精子を細いチューブを用いて、
女性の子宮の中に注入するのです。

 

人工授精から着床までの症状

 
人工授精で精子を注入した後は、自然妊娠と同じプロセスを経て受精します。


精子と卵子は人工受精後1~3日で卵管で受精し、受精卵になった後、
細胞分裂をくり返しながら7~10日かけて子宮内膜にたどり着き、着床します。

 
女性の中には、着床前後に下腹部にチクチクした痛みを感じたり、
子宮内膜から出血するひともいます。


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また、着床時に急激に基礎体温が下がって、すぐに高温期の体温に戻る
「インプランテーションディップ」と呼ばれる症状が出るひともいます。

さらに、高温期が2週間以上継続したときにも、妊娠している可能性が高いでしょう。
 

ですが、着床に気づく女性はまれなので、病院での確定診断を待たなければいけません。
 

人工受精してから妊娠の症状が出るまで

 
人工授精であっても、症状の出方は自然妊娠と同じです。


早いひとだと、生理予定日の前後から妊娠の初期症状が出始めます。


具体的な症状には、胃痛や眠気、だるさ、身体がほてる、乳房が張る、
乳頭が痛む、腰痛、足の付け根が痛む、おりものが増える、おりものの
粘度が変わる、頭痛、めまい、頻尿、便秘、下痢、吐き気、食べものの嗜好の変化、
匂いに敏感になる、唾液量が増える、イライラする、肌荒れが起こるなど、千差万別です。
 

いつもの生理前と違う症状が出ていれば、妊娠の可能性があります。
 

人工授精の妊娠判定

 
市販の妊娠検査薬で調べる場合、
生理予定日の1週間を過ぎなければ確定診断はできません。


早期妊娠検査薬の中には、生理予定日の3日前から使用
できるものもありますが、精度は一般的なものよりも低めです。
 

人工授精の場合は、病院で血液検査を行うことが多いので、
きちんと調べてもらいましょう。

参照:望まない妊娠をしてしまったら流産する方法は?学生10代40代

参照:妊娠中期いつから?胃もたれ、お腹の痛み、胸やけ、目まい
 

人工授精で着床率をあげる方法

 
人工授精が成功して受精卵ができたとしても、
子宮内に着床しなければ、妊娠は成立しません。


そこで着床率を上げるためにも、妊娠前から葉酸を摂取するようにしましょう。

厚生労働省でも奨励されているので、不妊治療を始める際に、
お医者さまに処方してもらうのもよいと思います。

 
また母体を冷やさないことも、着床率アップには欠かせません。

人工授精の前後は、意識して身体を温める食材を摂り、シャワーではなく
湯船につかる、首・手首・足首を冷やさないなど、生活習慣を見直しましょう。

 
そして、人工授精後は心穏やかに生活するように意識してください。