不妊治療を行う際に、お医者さまに「プレマリン錠」
という女性ホルモン剤を勧められる女性が多いようです。


そこで今回はプレマリン錠とはどんな薬なのか、不妊治療に
どのような効果が見込めるかについて、お話ししたいと思います。
 

プレマリン錠とはどんな薬か

 
プレマリン錠は、結合性エストロゲン製剤に分類される、女性ホルモン剤です。


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女性はエストロゲンと呼ばれる卵胞ホルモンと、プロゲステロンと
呼ばれる黄体ホルモンの働きによって、妊娠しやすい身体をつくっています。
 

中でもエストロゲンは、卵巣内の卵胞を成熟させ、排卵を促す役割を担っています。

そのため、エストロゲンの分泌量が少なくなると、卵巣機能不全や
子宮発育不全などが起こりやすくなるのです。


女性の体内で合成されるエストロゲンには、「エストロン」「エストラジオール」
「エストリオール」の3種類があるのですが、プレマリン錠はエストロンを主成分に、
いくつかの化合物が含まれています。

 
そのため、プレマリン錠を服用すると体内のエストロゲンが補われ、
子宮や卵巣の症状を緩和してくれるのです。
 

プレマリン錠を服用することでの不妊症への効果

 
プレマリン錠を服用すると、生理がこないことだけでなく、動機やほてり、
冷え、頭痛など、エストロゲン不足が引き起こす症状を緩和してくれます。


中でも卵巣機能不全のため、体内で十分なエストロゲンをつくれないことが
不妊の原因の場合、プレマリン錠を服用することで卵胞を育て、
排卵を起こす効果があるといわれています。
 

プレマリン錠を製造しているファイザー株式会社の発表によると、
プレマリン錠0.625mgを服用した女性の約34%は、卵巣機能が改善されたそうです。
 

プレマリン錠を服用することでの副作用

 
とはいえプレマリン錠も薬ですから、
服用することで副作用が出る可能性がゼロではありません。


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プレマリン錠を服用した際の主な副作用には、嘔吐や吐き気、
不正出血、乳房の張り、腰痛があります。プレマリン錠の服用から
2カ月を過ぎると、こうした副作用が見られ始めます。
 

また、重度な副作用の中には血栓症があり、
ごくまれですが発症例が報告されています。

もしプレマリン錠服用を始めて、めまいや意識障害、手足のしびれ、
呼吸困難、胸痛、息切れ、むくみ、視力障害などの症状が出たときには、
すぐにお医者さまに相談しましょう。
 

プレマリン錠を服用すると太る?

 
プレマリン錠を服用することで、体重が増える女性が多いのは事実です。


これは、プレマリン錠を服用して体内にエストロゲンが増えることで、
ナトリウムや体液を貯蔵しようという働きをするからです。

そのため、身体がむくんだり、脂肪が増えてしまいます。
 

太るのが嫌だという女性は多いと思いますが、赤ちゃんを授かるためには
勝手に薬の服用を止めてはいけません。まずお医者さまに相談して、
太らないようにするための対処法を教えてもらいましょう。

参照:妊娠検査薬の陽性で気をつけること!間違いは?

参照:胎動が激しいと安産?妊娠6ヶ月心配


 

プレマリン錠は指示通りに服用しよう

 
不妊治療のためにプレマリン錠を服用する場合は、
1日に0.625~1.25mgの範囲で処方されることが多いです。


症状に合わせて、お医者さまが服用のタイミングを指示してくれますので、
用法と容量を守って、正しくプレマリン錠を服用しましょう。

 
もし、プレマリン錠を飲み忘れてしまった場合、次の服用の時間が
近いならそれを待って、そうでない場合は気づいたときに飲むようにしてください。

一度に2回分のプレマリン錠を服用すると、身体に悪い影響は出る可能性があります。

 
また、プレマリン錠を処方されたときに、血糖降下薬である「グリベンクラミド」
「グリクラジド」「アセトヘキサミド」を併用すると、作用を低下させます。

別な病院で処方されている薬があるときには、必ずお医者さまにそれを伝えましょう。